韓方と漢方の違いとは

韓方と漢方の違いとは

韓方と漢方の違いとは

  1. 韓方と漢方の違い 中医学、韓方、漢方って違うの?
  2. 日韓における医学交流の歴史からみる韓方とは
  3. 韓方と漢方の違い、特徴は?


1.韓方と漢方の違い 中医学、韓方、漢方って違うの?

韓方と漢方の違いとは
2018年 おうち韓方が主催して開いた韓方セミナー

韓方という言葉に初めて触れた時、 皆さん疑問に思われるのが 韓方って何?漢方とは違うの?という部分。  
わかりやすく端的に言うと 中国は中国医学、中医学 韓国は朝鮮医学、韓医学、韓方 日本は漢方、漢方医学、和漢方 そんなネーミングの違いです。  

西洋医学と対比して表現される 東洋医学という言葉は、その名の通り 東洋つまりアジアの国を指しますから 東洋医学と言えば、アジアの伝統医学を指す ということになります。  

インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」は日本でも有名ですし、 タイやチベット、その他の
アジアの国々で伝統医学は存在します。  

中医学、漢方、韓方の話になると 中国の伝統医学が韓国、日本にそれぞれ伝わり その国の気候や土地の特徴、 人々の体質食事や生活習慣などに合わせ それぞれの国で研究され発展した という話になります。  

それが一番わかりやすいし伝わりやすいので 私もそうお話しています。 ただし、それは少し疑問も残ります。 中国から中医学が伝わるまで、日本も韓国も 何も医学的な療法がなかったかのような 誤解にも繋がりかねない。  

もちろん中国から何か伝わったものがあり 発展を遂げたのは間違いではありません。 しかしながら、日中韓(朝鮮)それぞれの国において独自の医療はあったはず。

そして三国それぞれの交流を持ちながら それぞれが独自の個性を活かした発展を 遂げたのではないかと思います。 紀元前まで遡る時代に関しては、歴史上の記録も不足しているので断定することは難しいですが、私はそう感じています。  

2.日韓における医学交流の歴史からみる韓方とは

韓国(朝鮮)と日本の繋がりで 歴史を遡ってみると、 医学的な交流はかなり古くから 行われていたようです。  

記録に残っているものでは 414年、日本は允恭天皇(いんぎょうてんのう)の時代、 王位に就く前から患っていた病を治すため、 神羅から金波鎭という人物がやってきて 治療を行い、多大な報酬を受け取り、 神羅に戻ったという記録があるそう。 『古事記』にも記述されているそうです。  

金波鎭は日本では「久須利師」と呼ばれていたそうで、薬(くすり)の語源もここから来たとされる説もあるそうです。   その後も日韓の医学交流は進んでいたことは 984年、日本で丹波康頼が編述した『医心方』からもわかります。

『医心方』には、『百済新集方』『神羅法師方』など数種の韓国医学書の内容が記録されていたそうです。 韓国ではその後、朝鮮時代(1392〜1910年)に 大きな発展を遂げ、 独自の医学を確立させます。

1433年刊行の『郷薬集成方』では韓国(朝鮮)国内で採れる生薬「郷薬」の有効活用を促進しました。 1445年には『医方類聚』が編纂され、 ドラマにもなり日本でも馴染みのある 名医ホジュンにより1610年に『東医宝鑑』が完成する。

『東医宝鑑』についてはまた別途記事にいたします。

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3.韓方と漢方の違い、特徴は?

韓方と漢方の違いとは
韓方専門家 岩本明永

日本では1543年の鉄砲伝来以降、西洋医学が入ってきました。明治維新後には漢方、漢方医学は廃止され、日本における医学は西洋医学だとされるようになったと言われています。  

日本の漢方、漢方医学の特徴としては 「症状を重視する」 韓国の韓方、韓医学の特徴は 「人をみる」と表現されます。   簡単に説明すると 例えば風邪をひいた時   日本では症状、 つまり鼻水が出ているのか それとも鼻詰まりなのか 空咳が出ているのか?

痰が出ているのか? 発熱はあるか?
そのような部分に着目します。  韓国では人をみる つまり、体質や性格 食事や生活習慣、仕事や住環境、 睡眠はどうか?精神的にはどうか?など その人自身を構成するすべてを見る。  

なぜなら、風邪をひいた原因は その人を取り巻く要因の中にあるから。 その要因は千差万別、人によって変わるから、 治療も薬も異なると考えます。  

日本は症状を重視するという特徴があるおかげで、市販の漢方薬が発展したとも言われます。 漢方医学が廃止されたことで、 漢方医師の診療を受けることは出来ず、 薬が発展したのかもしれません。

韓方と漢方の違いとは

今でもドラッグストアで市販の漢方薬を購入できますね。
そのパッケージにはやはり症状が書かれています。 ただし、漢方であれども、 体質を軽視してるわけではありません。 漢方薬を服用する際にも、 体質に合わないものであれば 効果は表れないどころか、 悪化する恐れもありますので 十分な注意が必要です。

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